グインサーガ・モンスター(生物)図鑑  「夢魔の四つの扉編」


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ライ=オン キタイ 鬼面の塔。ホータンの東の森にそびえたち、朝な夕なにホータン市街を見下ろして、南面廟の雷雲神将ゾードと目を見交わし、ホータンににらみをきかせている。塔の4つの面にそれぞれ顔がはりついていて、さらに小さな顔が所狭しと張り付いている。グインをその体内に閉じ込め、体内にある4つの世界でグインの行く手を阻もうとするが、ゾードとともに倒される。
第3の眼から発射される明るい緑色の光線が必殺武器。
ゲルゾー キタイ 第1層の番蜘蛛。赤い目と黒い剛毛に覆われた体を持ち、第1層を白い蜘蛛の巣だらけにしている。鬼面の塔に挑んだ他の者も、この蜘蛛を突破することができたというように、きわめて弱い。スナフキンの剣を使うまでもなく、グインの長剣によりあっさりと切り刻まれてしまった。
しかし、この蜘蛛は、ホイ・シン・エー同様に、一度死んでもその度に生き返るという業を背負っている。
ホイ・シン・エー キタイ 第1層をあてどなくさ迷い歩くホータンの大昔の領主。グインのことを気に入り、第1層を突破する助言を事細かに与えてくれたイイヤツである。肥大した身体とゲルゾー同様の永遠の命を持っていたが、グインのお陰で成仏することができた。
ウル キタイ 第1層を徘徊する白骨。手に持ったさすまたの先に人間の生首を刺して、自分の眼の代わりをさせている。弱そうな奴だったが、グインとの直接対決はなかった。
ガドゥー キタイ 第1層の真の番人。サイクロプス。ライ=オンに首から下を取りこまれてしまっていて、手や足による直接攻撃をすることができないが、精神攻撃により、グインを呪縛する。しかし、唯一の弱点である目をザザに攻撃され、息絶えた。グインも、弱点が眼であることには、すぐに気づいたはずであるが、組みし易しの気持ちが油断となり呪縛されたといえるだろう。
北面の弟が命のよりしろにしていた。しかし、こんな弱いヤツが今までとどめを刺されなかったことが最大の謎である。そんなヤツを命のよりしろにしてしまう北面の弟のアホさ加減もあきれるばかりである。
魚竜 キタイ グイン一行が第1層から第2層へ行くためのエレベータ的役割を果たした太古の怪物。このときは既に骨と化していた。身の丈およそ20タール。
リームの花の
姉妹
キタイ 第2層シッタータの妖魔。淫魔のインキュバスに匹敵する助平女の集団。ドールの地獄に咲いているというユーフェミア(そういえば、ユリア・ユーフェミアという女性も本編で登場したが(^^ゞ)の花が、人間の姿となった者たちで、ピンクや空色といった様々な髪の色を持つ。イタカ女王の死により、ともに滅びる。
イタカ女王 キタイ 第2層シッタータを統括する女王。ジャナの花宮殿の主。グインの腰までしかない人形のような身体であるが、サイズが小さいことを除けば、黄金に輝く髪と豊満な肉体を供えた美しい女性の姿をしている。
全身からひげ根を伸ばし、グインの精力を吸い取ろうとするが、正体を現したところを、グインの女騙しのテクニックにより、スナフキンの剣でひげ根を断ち切られ絶命してしまう。
鬼面の塔、西面の弟の妻。
ガズィーラ スィーク ゴジラの英語版「ガッズィーラ(?)」に酷似した名を持つこの怪物は、ヒトデに似た姿を持つ。裏返されると元に戻れないという致命的な弱点を持っていて、グインにあっさりととどめをさされてしまう。
モーヘッド スィーク 身の丈数十タールにおよぶ巨人。グインに対して、その大きな足による踏み付け攻撃をしてくる。この攻撃を避けきれなかったグインであったが、ウーラにより救出される。
どこかの遠い島で神像の役割をしていた石造りのオブジェにク・スルフが命を与え、スィークを守らせた。顔の中の第3の目がセンサーの役目を果たし目の代わりをする。
ク・スルフ スィーク 巨大な赤い目を持つ蛸に似た怪物。自称ク・スルフの大神。グインに理解不能な説教をする。
第3層の回廊 スィーク スィークと現実世界を結びつける意識を持った(?)階段。果てしなく続く階段であったが、グインが登りきったことにより消滅する。
ライ=オン
南面の弟
キタイ グイン一行に精神攻撃を加える。この精神攻撃によりザザとウーラの力を封じられたグインであったが、こいつが精神攻撃の切り札として放ったランドックの世界の幻影の中に存在したアウラの顔を見て、呪縛から逃れることに成功し、その一つ目にスナフキンの剣を突きたてたグインは、辛くも勝利を収める。
ゾード キタイ 雷雲神将。南面廟から一瞬で飛来するような機動性の高さを持ちながら、足が地に付いているときは、その機動力を発揮できず、単調な攻撃を繰り返すのみであったため、グインに頭部を切り取られ絶命する。もっと飛行攻撃を駆使していればグインを倒すこともできただろうにと、その攻撃パターンの少なさが悔やまれる。